→ 勤務がやだ。勤務に耐えるか開業するか2択だが、開業したときのメリットを知りたい
→ 開業をした人にメリットをきいて参考にしたい
→ 勤務と比較して何がどうなのかおしえてほしい
そんな悩みを解決します。
この記事を読むことで
なぜ勤務の時よりも収入が減るのに開業するのか、明確に理解できます。
この記事を書いているのは
現在開業して4年目。勤務のときよりも収入は減っているが現在の状況に満足しています。
勤務医から独立する。歯医者を開業するメリット
結論は、歯医者で100歳まで働くならば、若いうちに開業をしておくべき。
65歳くらいで引退するのであれば、勤務でもよい。
集患に対して
患者さんと一生のつきあいになれる
勤務していたら自分ががんばって信用を得た患者さんは病院の所有物です。
勤務医のときに、患者さんといい関係になって、何年も通ってくれてもその病院の患者さんです。
その患者さんと一生の付き合いをしたければ、近くで開業することになります。
そうすると、結果的には、現在働いている病院にも迷惑になり、倫理的にどうかという問題が出てきます。
だから患者さんと長い付き合いをしたいのであれば開業して骨をうずめるつもりでということになります。
身体面から
若さは資産、無理がきく
若いうちは人にバカにされても、何か困難があっても無理がききます。
卒業後、何年かして一番頑張れる、あなたの「スーパーサイヤ人状態」です。
この「スーパーサイヤ人状態」を勤務ですべて使い切りますか。
開業は、歯医者として経験を積んでいても大変です。
40代で頑張るか、60代で頑張るか、
40代で頭下げてお金かりるか、60代で頭下げてお金借りるかです。
あなたは60歳まで勤めていたとして、院長と一生勤めると約束していたのに、
新型感染症や、予期せぬことで突然解雇されたらどうしますか?
日本一の企業のトヨタでも、定年まで雇用することをあきらめてます。
歯科医院であなたを生涯雇用できる保証はどこにもありません。
資金調達から
資金調達は若いうちが楽、40代で35年かりるのがギリギリです。
65歳で35年ローンを組むのはまず無理です。将来お金を貸してくれるかはだれにもわかりません。
メンタル面から
65歳になっても院長から解雇されないか、びくびくしながら働くかどうかです。
勤務医から独立する。歯医者を開業するデメリット
集患に対して
新しいのでまだ信用されていません。
よほど近隣の歯医者が評判悪いところで始めない限り急に増えることは難しいです。
身体面からみて
若ければ目もいいし技術の勉強をガンガンできる状態でも、
経営を始めると診療以外のところでたくさん時間を取られます。
診療技術に関しては勤務医のほうが勉強する時間がたくさんあります。
お金からみて
開業にお金を使ってしまうので、大きな借金を背負うことになります。ストレスもかかります。
自分が、将来70歳とか80歳の時のために投資しているという気持ちが必要です。
メンタル面
診療以外のところでたくさんの勉強が必要になります。
うまくいくのも、いかないのも自己責任です。
儲かったときはめっちゃうれしい。
売り上げが少ないとき、スタッフの給料を絞り出すために、貯金をはたいたりすると、本当に胃が痛くなります。
きれいな満月をみて本当にこれでよかったのか、将来どうなるのかで本当に泣きます。(泣きました)
毎日24時間、頭のどこかに病院のことがある。つねに企業の存続を考えるのでケチになります。
なぜ勤務医から開業するのかまとめ
自分が、100歳まで生きることを仮定して将来設計をしましょう。
よほど、○○県立病院とか、○○大学病院などしっかりしたところでないと、退職金や、老後の保障は得られません。
ずっと働くか、きっちりためておくことになります。
あなたの資産は、歯医者の腕です。退職がありません。
退職がなかったとして、人のところではたらくか、自分のところではたらくか。
普通の会社員が退職するような70歳のころ、あなたはどうしてたいですか?
それでは、また明日