歯医者で開業のやり方を知りたい
→ 現在歯医者で勤務医をしているけど、そろそろ開業をしたい。
→ 先輩がどうやって開業したか知りたい
→ いろんな人がいろんなこというけど、身近な人間に聞くと、開業を邪魔されそう。
この記事を読むことで、
→勤務医をしながら、開業準備する方法がわかる
→勤務医が開業するのに必要な知識がわかる
この記事を書いている人は
フリーの矯正医でいるときに、開業を準備して一人で開業。一般歯科で開業して4年たってます。
1.歯医者で勤務しながら開業準備する方法
1-1、歯医者で開業するのに必要な物
結論は、給料明細がでるところでしっかり働いていることです。
数か月の給料では難しいですが、3年間くらい勤務してあなたはこれだけ稼げるという実績です。
別の歯科医院でも、3年間くらいの給料の実績があれば大丈夫。
開業することと、開業を成功させることは違います。
開業するだけであれば、ある程度のまとまったお金があれば、開業できます。
貯金がなくても、しっかり勤務していて、給料明細や、源泉徴収されている勤務医であればパートでも、非常勤でも、信用がありますので、銀行からお金を借りられます。
え?それじゃ、みんな開業できるじゃん。って思いますよね。そうです。みんな開業できるんです。
「おまえなんかに開業できない」「まだ早い」といわれる方は、「勤務をやめてほしくない」って思っているか、本当にあなたの実力が足りなくて路頭に迷うのを心配してそう教えてくれるのかのどちらかです。
卒業してしっかりとした診療の実力をつけて、グッピーでみつかるような勤務医のお給料をもらっている方であれば、開業できます。
新規開業の場合は、お金が数千万単位で必要です。
え?そんなに?なんで?と思った方は勉強不足です。
自宅が歯医者であってそれを引き継ぐのでもなければ、新しくテナント借りて、エアコン入れて、配管をしてユニット入れて、内装入れてスタッフの求人だしてとさまざまなところにお金がかかります。
テナントも、通常6か月分を保証金としていれたりしますので、テナント代月20万でも、スタートは120万になります。
通常は予定してた金額よりオーバーします。ユニットその他は業者にもよりますが、都内であればざっくり20坪、ユニット2台でレントゲンを入れて開業すると、機材に1000万、内装1000万、外装テナント人件費など1000万くらいは必要です。合計3000万は最低限かかります。
そうです。居抜きで買うなどでない限りは新規では数千万かかるんです。
自分の持ち金だけで開業することは可能ですが、自分の生活費や、病気になった時のことを考えてをとっておかねばならないので、銀行や金融公庫から借りることになります。
え?銀行に頭さげるの?そんな銀行に電話して、融資担当とはなすなんて無理。。。。大丈夫です。
あちらの方は貸すのが仕事です。お互い仕事です。いわれた情報を用意すればいいだけです。
開業するための事業資金や、運転資金を銀行や金融公庫に借りるためには、あなたがしっかり稼いでいたという信用が必要です。
簡単に言えば、たくさん稼いでいれば、たくさん貸してくれます。まずは、しっかり働きましょう。
私が、2015年に金融公庫に融資を頼んだときは、年収1000万くらいでしたが、事業資金2000万運転資金500万かしてくれました。
歯医者ではどんなに融資しても2000万までと先輩たちに言われてたので、得した気分でした。
おそらく、開業する地域の「地域活性化プロジェクト」と一致しててラッキーでした。
どれだけ融資されるかは景気にも業種にも政治にも左右されます。オリンピック景気のときは、低金利で、どんどん貸して景気を回せという雰囲気でした。
ちなみに、商工会の融資は、さんざん電話して準備したところで対象外といわれてしまいました。商工会ではオッケーでも、銀行的にだめであったようです。
このごろのコロナウィルスで、不景気になったり、オリンピックも延期されたので、なんともいえません。
政府は既存のお店に融資するように通達がいっているので新規の人にはあまり貸してくれないかもしれない。
確実なところでは将来に開業を考えているならば若いほうがいいです。勤務で稼げる実績が一つあれば、あとは、景気しだいもありますが、あなたの資産価値は若いほうが高いです。
30歳で年収800万で開業したい人と、50歳で年収800万で開業したい人、銀行ならどっちに貸しますか?30歳ですよね。
50歳なら、もしかしたら目が見えなくなったり、病気になって借金の返済が滞るかもしれません。
30歳なら、これからどんどん稼ぐ気まんまんって感じでお金をかける気持ちになります。
ガンガン返して、もっと貸して、もっと返してもらって銀行も潤うんです。
ですので、しっかり給料明細、源泉徴収票がでるところで勤務しておきましょう。
勤務医でありながら、個人事業主として、働いている矯正の先生などは、売り上げが少なければ、給料明細をもらえるような
雇用形態にしてもらったほうが信用があります。
個人事業主として仕事を請け負っているインプランターや矯正医は仕事を増やしましょう。
そのようなフリーランスの先生は完全に売り上げと所得に応じての融資になるので、歯科医院の後押しなく、正面対決になります。
開業は早くやりましょう。
コロナで不景気ですが、勉強しましょう。