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歯医者の新規の物件探し、現役開業の歯医者がおしえます

→歯医者を開業したいけど、どんな物件がいいのかわからない
→物件をえらんだあと、どんなトラブルがあったかしりたい
→なんか、小学校とか何メートルいないとか制限あるの?近隣の歯医者から何メートル離れろとかあるの?

そんな疑問にお答えします。

この記事を読むことで
→開業するときに、物件探しでどんな種類があるか理解できます。

この記事を書いている私は

 現在開業して4年たちました。

 いまの開業に落ち着く前に、テナント探しから業者の内見見積までこなした(途中で断念)のと、居抜き物件を、住居一体型物件、テナント物件をみて、最終的に現在のかたちで開業した経験があります。

歯医者で 新規 に 開業したかったらどんな物件があるのか、解説します。

 一言で歯医者で新規で開業するといっても、ショッピングモールのテナントから、一戸建ての家のような歯医者までたくさんの種類があります。

 それぞれ規模や、家賃、集患方法に違いがあります。一つ一つ解説していきます。まずは種類から解説します。

1、歯医者で新規に開業する物件の種類

   

1-1 テナント開業

家賃をはらって場所を借りて開業する方法です。もっとも多い開業パターンだと思います。

     

1-1-1 医療モール

 テナントの所有者が、診療圏調査をおこなって、建物を立てて、テナント募集しているパターンです。不動産のプロがその道で調査をおこなったテナントですので、入るテナントは、内科や整形外科、薬局など、開業するにはうってつけです。

 テナントオーナーが大手の薬局だったりすることが多いので、あまり薬を使わない歯医者は参入できないことがあります。
 
また、入り込めたとしても、患者さんの診療圏内をしっかり調べたり、手間がかかっているので、テナント代は高いです。

     

1-1-2 ショッピングモール

 駅ビルや、ホームセンター、スーパーのテナントでの開業するパターンです。

買い物のついでに歯医者に来たり、スーパーの子どもの遊び場を使えることもあるので、患者さんとしてはとても通いやすいと思います。

 駅ビルや、スーパーの営業時間にあわせる必要があります。

スーパーの営業時間を超えて診療が長引いた場合は、患者さんを社員通路から外に誘導することになります。

また、スーパーと同じように年中無休を要求されることもあります。

駐車場やもついてるしビルの中なので、土足の診療所にしても汚れにくいです。

 人気がある物件になるので、テナント代が高額になります。

 スーパーが今回のコロナのように全館休業などになった場合は、協力する必要があります。  

     

1-1-3 一般的なテナント

 通勤中などに、テナント募集と書いてあるテナントです。

 夜の歓楽街や、駅周辺に集中してますが、少し駅から離れたところにもあります。

 自分が通っているような道で、見つかるようなテナントを調査してみましょう。

 テナント募集をみつけたら、その下に書いてある電話番号にすぐ電話してみましょう。

 値段くらいはすぐ教えてくれます。

     

1-1-4 戸建てテナント

 その土地にそれだけのテナントででている物件です。ビルのテナントよりも大きい場合が多いので、テナント代も高額なことが多いです。駐車場がついてることが多いです。

1-2 所有開業

 テナント代は、経費となりますが何年経過しても自分のものにはなりません。ですので、そのテナントの物件を買い取って開業するパターンもあります。

 最終的には高額にはなりますが、借金を払い終われば自分のものになります。

 

1-2-1 テナントを買い取る

 ビルのテナントが売りにでることがあります。ビルごと買い取りになることもあります。めったにでてきません。

     

1-2ー2 戸建てを土地から購入

 土地建物を所有して開業するならばこのパターンが多いと思います。

 普通に家を立てる目的で販売している土地を、住宅ローンなどを使って購入してそちらに歯医者も組み込むパターンです。

 その地域の自治体契約などで、その場所では商売全般を禁止するなどとあることがありますので、調査が必要です。通常はどの土地でも開業できます。

2、新規で開業する物件の種類と利点欠点

     

2-1 テナント開業

一番おおきなところは、この2点です

利点 業績が悪くなったりしても、やめたいとき辞められる(引っ越しできる)

欠点 テナント代は継続している間ずっと払い続ける(自分のものにならない)

医療モール、ショッピングモール、一般的なテナント、戸建てテナント全般に共通します。

     

2-2 所有開業

一番大きなところはこの2点です。

利点 住居一体ならば、住宅ローンも併用できる。
ローンを組んで買い取るかたちなので、ローンの返済が終われあば自分の物になる。

欠点 引っ越しが簡単に出来なくなる。
すでに、多額のローンを組んでそのテナントや戸建て物件を手に入れてしまっているので引っ越しする費用もあらたに捻出する必要があります。

 テナントを買い取る場合、戸建てを土地から購入する場合では、家を一つ買ったのと同じことです。

新規で歯医者を開業するときの物件の種類 まとめ

 歯医者で開業と一口にいっても、このようにたくさんの種類があり、それぞれの開業プランは大きく変わるものになります。

 ユニット3台くらいの規模なのか、ユニット5台くらいの規模なのか、自分の開業の目的をしっかり見据えてよく考えておきましょう。そうすることでより具体的に物件の種類をイメージできます。

それでは、また明日

ABOUT ME
歯医者の開業医
都内の歯医者。開業して4年たちました。 歯科大学卒業後、口腔外科で研修し、矯正科大学院。 診療の実践勉強と開業の実践勉強は、矯正のバイト先10軒と、 マンモス歯科医院で一般歯科医として学びました。 マンモス法人で、ドクターが40人いる中 一般歯科診療のみでTOP10入りしたので いい気になって開業。 開業目指す歯医者に向かって若いころの自分に向かって書きます。 質問は、ツィッターでどうぞ。@haisyanokaigyoi
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