歯医者で開業したいけど、結婚してからがいいのか、独身のほうがいいのかどっちが有利かしりたい。
交際相手がいるが、開業も考えている。開業が先か結婚が先か、もし結婚が先なら妻に迷惑をかけないか知りたい。
この記事は、開業を考えている歯医者で、独身、結婚を先にするかあとにするかでなやんでる。
開業を考えているが、交際相手がいる、開業で失敗したら結婚していたら迷惑をかけるとなやんでる方に向けて書いています。
結論は、「たとえ開業できなくても結婚したいのか、結婚して開業できなくなるくらいなら結婚なんかしないと思うのか。」です。
人生なにが起こるかわかりません。私は結婚してますが、結婚と開業を天秤にかけたら、べつに開業しなくてもいいと思ってます。
ぶっちゃけ、開業と結婚を比較したら、結婚の方が難しいと思います。
あなたが結婚したいと思うように、相手もあなたと結婚しようとおもっていることでしょう。
開業は一人でできますが、結婚は一人でできません。そのような生涯のパートナーと出会えたことは、とてもラッキーです。
開業はある程度のお金があれば出来ますし、結婚しているとお金を借りやすかったりします。
結婚がお金を借りることに不利になることはありません。
お金を貯める自己資金を貯めることには不利になることはあります。
出産やイベントでいろいろな出費がでてきます。
開業と結婚をまよっているならば、先に結婚しましょう。
私は恥ずかしながら、開業したらうまくいくと思ってました。
そうです。そう考えるドクターでなければ開業しません。
勤務している、いまが最高と思っていたら勤務のままでいいんです。
なぜか、開業すると、いまよりも、うまくいって儲かると思いこんでるんですよねー。
厳しいようですが、居抜きで開業しようが、親の病院を引き継いで開業しようが、新規で一から立ち上げて開業しようが、うまく行く保障はなにもありません。
居抜きで買ったら、前のドクターよりも、経験も実績もあるから、居抜きに出てた売り上げよりも、もっとあげられる、これは最低保証だ。。。と思い込みがちです。
前にいたドクターがユニットやら病院やらが新しい状態で必死にあげた業績を、中古になった機材で安く手にいれて、おれがやったほうがもうかる！ってのは、完全な思い上がりです。
お金を借りるとき、有利なのは結婚している場合です。
これは、融資の担当者がいっていましたが、一人よりも、家族がいたほうが逃げられないからです。
独身であれば、海外逃亡とか、行方不明とか、簡単にできますよね。
独身の方に何千万も貸して、親を連帯保証人にしてあったとしても、親が死んでしまって、そのまま、本人が海外逃亡でもしたら貸した金は帰ってきません。
貸す方はかなりリスクです。
その点、家族や子どもがいたら、そんなに簡単に逃げられないので、貸すほうは安心です。
奥さんを連帯保証人にできればさらに安心です。
うちの妻ならなってくれるだろうと思うのも勘違いです。私は、絶対ヤダとことわられました。
開業に集中したかったら独身がおすすめです。
開業した直後は、真夜中まで病院にいたり、泊り込んだり、いろいろやりたくなります。病院で長くいると、通りを歩く人とか、そのテナントに電気がついてて、なんかやってると、地域の人に認知されるからです。そのほうがうまくいくからです。
私は結婚が先でした。
大学院にいっていたので、生活できるほどの収入がなかったことが大きいです。
すでに同期は開業してベンツにのって人生をおうかしていました。
研修医もやって、大学院にもいって、自分はなにをやっているのか。
親も年取ってくるし、このまま援助をもらっていていいのかという気持ちが強かったです。
なぜか、アラサーになるとアラサーな女性歯科医がよってきて、モテキに突入しましたが、それが去ったらさっぱりでした。
先輩に、
「結婚してから開業すると、苦労を分かち合って一緒に乗り切るみたいになる。」
「開業してから結婚すると、はじめっからお金持っている状態で結婚することになるので、業績が悪くなった時に離婚する」といわれました。これは真実です。
実際のところは、結婚してから開業すると、勤務医の方が儲かっていた場合は、離婚の危機に陥ります。
結婚して子どももできると、妻には収益がすべてです。
「あなたがすきなことやってるなら続けて。。」は幻想です。
勤務医のときよりも稼げないと、「勤務に戻れ」と暗にいわれます。
開業して、収入が上がるのであれば、問題ありません。
開業してから、結婚するような方は、病院が勤務のときよりうまくいってるということです。
かなり収益がよいということです。それなりの方と結婚できます。
そのまま順調にのびていけば、幸せな人生をおくれます。
「結婚していれば、家族のために頑張る！」と気合が入ると思われますが、
正直なところ、気合の入り具合は独身の方が入っていたと思います。
独身ならば、業績がうまくいかなければ、24時間だろうが、病院に泊り込もうが、
ティッシュ配りだろうが、ビラ配りだろうが、なんでもできます。
私は、結婚しても、病院に泊り込んだり、ティッシュ配ったりやれることやりましたが、
やはり、家族がいると、違う場所に移るとか、24時間働くとか、24時間やってる歯医者にバイトにいってまで。。。。とは気合が入らなくなってます。ほんとにほんとにつぶれそうなくらいだったらまた違うのかもしれませんが。
ローンを借りるときに最強なのは、結婚してて、住宅ローンなしの30代だと業者にはいわれました。
独り身だと、海外逃亡したり、逃げたりする可能性があるので、融資の人は、ちょっと警戒するようです。
結婚が先であろうが、あとであろうが、病院の業績がおちてくると離婚するといわれてます。まさに金の切れ目は縁の切れ目ですね。
あなたの人生です。歯医者にかけるのも人生、結婚して家族をもつのも人生です。
きっと、交際相手も、開業前でも、あとでも、あなたに人生をかけているのですから、
結婚して開業に失敗してもどうってことありません。
そのときは、また勤務医に戻ればいいんです。24時間営業の歯医者でも、タダみたいな値段でも仕事はたくさんあります。
歯医者以外でも仕事はたくさんあります。
必死に悩んで生き延びよう！
